2020/12/22更新:できあがった年賀状の画像を追加しました!
「読者の皆さまからのお便り」今回は、番外編。
紙を蛇腹に折って型紙をあてて切ると美しい連続文様があらわれる、日本の文様と切り紙を楽しむ小社書籍『新版 文様切り型』にまつわる師走の日常のひとコマを、エクスプランテ・スタッフからの便りでご紹介したいと思います。
そろそろ年賀状準備の時期だなあと思いまして、おうち時間に『新版 文様切り型』を開いて、切り紙をしてみました。
今年は時流に乗ってみようと思ったので、選んだのは今話題の作品に出てくる「麻の葉」、「石畳(市松)」、「鱗」文様です。
写真手前の黒い「石畳」文様は本の型紙原寸大のまま切ってみたもの。
他の文様は、折り紙半分で作れるように型紙を50%に縮小してから切ったものです。
桃色の「麻の葉」は、とても繊細に切れてきれい!
写真奥の黄色い「鱗」は、本の型紙どおりではなく切り方をちょっとアレンジして、作中の文様の雰囲気に近づけてみました。
すると、その様子を見ていた小学生まで「石畳」文様の切り紙作りにチャレンジしだしました!
この他にも「青海波」や「毘沙門亀甲」など作中に出てくる文様が載っていると言って、興味津々で『新版 文様切り型』のブックレットを読んでいました。
『のぞき紋』の「光琳胡蝶」の羽の模様も見覚えがあるとか。
漫画の影響力ってすごい!と感じたひとときでした。
「麻の葉」は文様を切り出すのにどうしてもカッターが必要なのですが、主人公柄の「石畳」と人気キャラクターの柄の「鱗」は、折った紙をハサミでちょんちょんと切れば出来るので、ちいさな子供でも作れそうです。
将来、映像を見ればこの頃を思い出す、時代を表す作品があるっていいですね。小さい子でも分かるような演出で、なおかつ大人も満足度が高いのは作り手の工夫がすごいんでしょうねー。
コロナ鬼もやっつけてほしい!
~エクスプランテ・スタッフ
作品に込められた作者の想いやストーリーを彩る文様。
漫画や映画を通して日本の伝統柄に触れるって、なんだかすてきです。
すべての探求心は「興味を持つ」「好きになる」ことから、深まっていくんですね。
新しい年がやってきます。皆さんは、どんな柄の年賀状が欲しいですか?
今回の番外編は、私どもスタッフから皆さまへの近況報告になりましたが、
スタッフ一同、皆さまからのお便りをいつもお待ちしております!