先日クッキー生地が余ったので、ふと思い立って「日向爪形光琳梅」のかたちのクッキーを少しだけ焼いてみました。
今回クッキーの型にしたのは、懐紙で手ごろな大きさの紋切りを切ったあとの、画像手前の枠のような切れはし部分です。
梅の花の中央の、笑っている口元のような曲線はスプーンでつけました。
ちいさなお子さんがいらっしゃるご家庭では、このにっこりスプーン係を子どもたちに任せれば、もんきりクッキー作りがますます賑やかに楽しくなりそうですね。
もんきりクッキーの作り方
1. 丸めて冷蔵庫で寝かせて扱いやすくなったクッキー生地を焼きやすい薄さにスライスするか、麺棒で伸ばします
2. クッキー生地に型にする紙をのせ、小さなナイフで光琳梅の絶妙なカーブを型に沿ってちょんちょんちょんと切っていく (危なっかしければバターナイフでも)
3. 紋切りを見ながらクッキーの中央にスプーンを押し当てて、光琳の爪形模様をつけます
4. 残った切れ端クッキー生地も同じ厚さにまとめて、一緒にオーブンで焼いたら出来上がり
もんきりクッキーに使う生地は、やわらかくて形が出にくいドロップクッキー用ではなく、型抜きクッキー用のものがおすすめです。
素朴でおいしいクッキーには、日向爪形光琳梅のようなドーンと素直なかたちが向いていますね。
さて、次はどのかたちで作りましょうか?
「かたち」の楽しみが広がります。
*今回クッキーにしてみた「日向爪形光琳梅」の紋切り型は、『豆紋』、『いろはに もんきりあそび』、『紙あそび歳時記 日本の行事』、『紙あそび歳時記 祝う』などに掲載しています。