和紙の切れ端を、小正月の餅花飾りに。

小正月(1月15日頃)に飾られる、餅花。
柳などの枝垂れた枝にお餅をつけた、愛らしい姿。
ふと思い立ち、目に留まった机の上の和紙折り紙の切れ端で、餅花飾りを作ってみました。

材料は身近にあるものばかり。
手ごろな小枝と、もんきりした後の和紙折り紙の切れ端(赤、白など)です。

はさみと糊を使いますが、お餅にする丸い紙が自然にデコボコした方が愛嬌が出るので、ちょっとハサミを使うのが苦手な方にも楽しんでいただけそうです。

あまり紙と枯れ枝で作る「餅花飾り」の作り方

  1. 紙の切れ端を少し蛇腹に畳んで、お餅を思い浮かべながら、ちいさな丸に切っていきます。

(余談ですが、もともと蛇腹になっていたこのギザギザのワニの口みたいな白い余り紙は、『日本のめでたい形』から青森の「熊祭のハタ」を切ったあとの半紙の切れ端です)

2. あとは、切った丸い紙の裏に糊をつけて、2枚の紙で小枝をはさむように好きなところに貼るだけ。

きっちり整然と同じ丸が並ぶよりも、いろんな丸があった方がたのしい。紙を貼る向きも、アチラコチラに。
写真の紙はたまたま雪だるまのように2枚つながっていて、貼りやすい「あたり(!?)」な紙でした

3. てんてんてんと、ほどよく貼れたら、できあがり。

近くにあった湯呑に挿してみたら、選んだ枝(オオデマリの枯れ枝)のせいか、和紙の紙が紅白の梅の花みたいにも見えてきます。
そういえば外の梅も、ちいさな蕾が顔を出していました。
開花が待ち遠しいですね。それまでもうひと踏ん張り。

ほんの少しの余り紙でのんびり作れる、
花の少ない冬にちょっと嬉しい「小正月の餅花飾り」でした。