皆さんのお家で楽しめる「旧暦カフェ・ワークショップ実習版」は自由参加ですので、初めての方も「ちょっとやってみようかな?」と思われましたら、どうぞこの連休の自由研究に、ゆるりとお気軽に #天道花チャレンジ にご参加ください。
エクスプランテ
しもなかなぼ
山笑う季節。
萌えひろがる若葉。次々に咲く花々。
今年もこの輝かしい季節をコロナと共に過ごすことになってしまいました。
今年の旧暦卯月八日は5月19日。
昨年に引き続きそれぞれの場所で「天道花」を掲げてみませんか?
続けていくことで、この行事の意味が深く腑におちるのではないかと思います。
さて、今年はどんな花が咲いているかしら?
どんな思いで空を見上げるのかな?
みなさんの顔を思い浮かべながら。私も「天道花」を掲げます。
お天道様に花を!
みなさんの天道花レポートを今年も送ってください。
卯月八日の天道花とは?
4月8日の「花まつり」は、お釈迦さまの誕生を祝って花御堂をつくって小さな仏像に甘茶をかける行事が知られています。
実はこの日には、この仏教行事とは別の「卯月八日(うづきようか)」といわれる風習があるのをご存知ですか?
日々若葉の色も濃くなり、道端でもさまざまな花が笑いかける季節。
「春山入り」と称して山からツツジや山吹、藤や卯の花などを摘んできて、屋根よりも高い竹竿の上に花束を飾るのだそうです。
この「天空の花束」は太陽や月に捧げられ、田の神を迎える「天道花(てんとうばな)」。なんと無垢な願いの形でしょう。
さぁご一緒に、#天道花チャレンジ!
私たちも、身近な野の花の花束を作って空高く「天道花」を掲げてみましょう!
今年の旧暦「卯月八日」は5月19日(水)ですが、思い立ったが吉日!
この連休あたり、皆さまのご都合の良い日にぜひ。
それぞれ皆さんのお家で、安全に気を付けて自由研究を楽しみませんか。
- 今の季節を感じながら身の回りの草花を集めて
- 花束にまとめる
- 花束を棒などにくくり、太陽や月に届くよう大空にかかげる
*残念ながらこのご時世、「みんなで野に出て摘んできた花で作った大きな花束を、長い竹の棒につけて、大人数で、高く高く屋根より高くかかげる」のはむつかしい事も。今回は一人でかかげられる範囲で工夫して、どうぞご無理のないように!どんな小さなテントウバナでも、お天道さんはニッコリ見てくれているに違いない。
どうかまた、元気にみんなで一緒に思う存分「天道花」を空高くあげられる日が来ますように。
* * * * *
よろしければ自習の様子をシェアしてください
よかったらみなさんの自習結果(天道花の写真、制作エピソードなど)を私たちにもシェアしていただけるとうれしいです。
エクスプランテ e-mail: u-yu@yj8.so-net.ne.jp
*ご自身のtwitterやinstagramなどのアカウントから #天道花チャレンジ とタグ付けして投稿してくださってもOKです。双眼鏡で探して拝見します。
*メールでのご報告は締め切り日はありません。気長にお待ちしております。
*皆さんのレポートは、できれば後日エクスプランテのサイトでまとめてみようと思っています。
残念ながら状況は昨年よりもさらにむつかしい頑張り時。
くれぐれもどうぞご無理のないように。
それぞれが今できる範囲で、空に花束を贈ってみませんか。
昨年実施した自習の様子
・旧暦カフェ2020年特別自習 卯月八日の天道花 告知
・旧暦カフェ2020年特別自習 みなさんの自習レポート
旧暦カフェ
旧暦の時間軸で日本の年中行事を見つめなおす体験型ワークショップ「旧暦カフェ」。
「旧暦カフェ・ワークショップ」は、行事を通じて伝えてきた人々の暮らしと知恵から学び感じる、知的好奇心をくすぐる大人の自由研究の時間です。
満ちては欠ける月。
エクスプランテ
寄せては返す波。
咲いては散る花。
積もっては溶ける雪。
生まれては死んでいく命。
時はただ真っ直ぐに進むのではなく、
めぐる季節の中で、
ゆったりとしたリズムを刻みながら
大きな輪を描く。
日々の暮らしの中で失われゆく
生きる力をかき立て、
滞ることなく時を回し続ける。季節の節目に置かれた「日本の行事」は
そんな先人達の知恵の結晶。