【自習ご報告:4】それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物

◉旧暦カフェ 「やってみる」自習シリーズ

それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物
https://www.xpl.jp/ws-20221226jisyu/


小正月「削り花」レポート

小正月に飾るという「削り花」
2020年と22年に秩父、20年に天竜と今も作り続けている方からお話を聞き、
技を習ってきました。(年に一度のこと、なかなか上達せず、、、)
今年はどうしようかと思っていたところ、川崎市立日本民家園の催しがあることを知り参加。
どんな状況かは全くわからないまま行ってみました。

秦野の民家を移築した北村家にて。
三々五々人が集まります。

この実演は日本民家園の市民グループが行うものでした。
本来なら私たち一般は、見学だけなのですが、(熱い視線を送り続けた結果)ご好意によって実作に参加。

民具製作技術保存会 https://www.nihonminkaen.jp/mingikai.html
https://www.nihonminkaen.jp/pdf/9c8007064c923841222c2983a21eb6bb.pdf

この方、松島さんが50年前に立ち上げたグループだそう。
本職は筑波学園都市の化学の研究者。削り花のことは「道楽」とおっしゃいますが、
秦野に何年も通って技を習得。白老でアイヌのイナウを作ったり、
秩父や他の地域のことを調べたりと、さすが研究者です。88歳。
材料のニワトコの採集、道具の工夫など、ここの「削り花」の実践はは彼に負うところが大きい。
本当に、彼とお会いできたのがよかった!
また会いたいな〜。

これが秦野の削り花。秩父とは少しちがう

材料はニワトコ。まっすくぐで、両端と満ん中に節があるものを選んで、両側からかきます。

飾るのはこんな感じ。

アワボ ヒエボです。

下中菜穂作(ちょっと上達したかな。材料選び、下処理を丁寧にすること、刃を当てる角度、が今回学んだことかな)

帰りがけに、松島さんからいただいた「五階バナ」(秩父)
師匠はやっぱりすごい〜。
民具製作技術保存会 藁グループに入会する気満々で帰途につきました。
皆さんもいかがですか?

* * * * *

これまでの旧暦カフェ・ワークショップ:https://www.xpl.jp/tag/kyurekicafe/