かき氷の旗

冬の風物をあえて夏に

暑い夏はやっぱり氷。
青い空、蝉の声、波に千鳥の氷旗はまさに夏の風物。
明治時代に氷屋という新しい商売が始った頃、天然氷の品質を保つために官許の旗をたてたことに始まる氷旗。
後に波に千鳥の図柄が定着した。
ところが、俳句の歳時記をひもとくと千鳥は冬の季語である。
そう! だからこそより涼しさを喚起したのだろう。

『こども文様ずかん』(平凡社刊)に千鳥の紋を収録。

しもなかなぼ

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