傘 投稿日時: 2024年6月3日 投稿者: エクスプランテ 梅雨時に咲く花 ゆっくりと和傘を開く。息をのむ美しさだ。古い時代に大陸から渡来したので「唐傘」とも。紙張りの雨傘が普及するのは元禄以降のこと。大阪の大黒屋製の「大黒傘」が江戸にも広まる。細身で高価な「蛇の目傘」や安い「番傘」があった。それでも庶民には高価だったので、もっぱら菅笠や蓑、合羽が使われた。古傘を買って貼り直す業者もいた。 この紋は「細輪に三本傘」。『紋切り型 ものづくし』には似た「三ツ開き傘」の紋を収録。 しもなかなぼ