2024年9月7日(土) に、埼玉・行田市の持寶院にある星の宮地蔵庵で開催された「背守り」ワークショップの様子を、ご報告申し上げます。
初めての行田。見渡すかぎり秋の実りの田んぼの風景の中にあるお寺、持寶院さん。
境内に星の宮地蔵庵というギャラリーカフェがあります。
そこでの背守りワークショプです。
行田市の皿尾地区では、「麻の葉」の文様や名前がタブーで、決して使わないのだという話が飛び出しました。麻子という名前のお嫁さんが来て、家が没落したという話も。
こういう局地的なタブー話は時々聞くのですが、これにはびっくり。
こういう地域の言い伝えや、行事、風習などは謎が多いけれど、きっと何かの意味があるはず。
今聞いて伝えないと風前の灯です。
お寺さんがそんな自由研究と継承を担う場になるといいですね。
世代を超えて集って手を動かしながらおしゃべりをする。
お寺がそいういう場を開くことで、地域のコミュニティーの核になっていくといいなあ。
なんと3ヶ月の赤ちゃんや、新米のお兄ちゃんも参加。
大人も子どもも一緒に手を動かします。
3世代一緒の参加も。
お嬢さんがお母さんに教え、おばあちゃんもお孫さんと共同作業。
世代を繋いでいくものとしての「背守り」の風景。
おんなじ菱形でも個性いっぱい!
選ぶ糸もさまざま。それぞれの発見する目がひかる。
ああ。愛おしい!
幼い命がそばにいるだけで、
「背守り」の心が伝わります。
お友達の出産祝いにと。
地蔵庵の空ちゃん。
持寶院さん
参加者の男の子が家に帰ってから、蓑亀の尾(苔)を付けて完成させてくれた写真を送ってくれました。