*20240916更新:初稿2017年の文中の十五夜、十三夜の日付けを
2024年の日程に修正更新しました
どうぞ皆さまの十五夜が良い一日となりますように。
旧暦8月15日は、十五夜。
2024年の中秋の名月は、9月17日(火)*になります。
後の月(十三夜)は10月15日(火)、三の月(十日夜)は11月10日(日)です。
日々の暮らしに日本の伝統的な「かたち」と「ことば」を添えて、気軽に季節の行事を楽しみませんか。
お月見に、立派な薄(すすき)が手に入らなくても大丈夫。
紋切り型で薄(すすき)の紋を作って、飾ってみましょう。
小社刊の紋切り型シリーズの書籍は、もんきりの型紙と、もんきり遊びにぴったりの美しい和紙折り紙がセットになっていますので、すぐに紋きりをお楽しみいただけます。
繊細な薄のかたちが美しい、「抱き薄(だき すすき)」の紋きりは、『紋切り型 月之巻』、『紙あそび歳時記 日本の行事』、『いろはに もんきりあそび』に掲載しております。
たとえばこんな風に、気軽に食卓の上に絵を描くように、満月に見立てたお皿の横に紋切りを添えてみます。
同じく今の季節にぴったりの、花輪のように丸い「花付き抱き萩」(右下)は『紋切り型 月之巻』、『いろはに もんきりあそび』でお作りいただけます。
誰かを招くお食事の席だけでなく、もっと気軽に、家族だけで楽しむ毎日のお茶の時間にも、お団子やお菓子と一緒に季節の紋切りをぜひお楽しみください。
萩(はぎ)も、秋の七草のひとつに数えられています。
「丸に九枚萩(くまいはぎ)」の紋切りは細かい葉脈の部分を切らずに作れば、子どもと一緒に作って楽しめそう。
もんきりが日本の「かたち」なら、お次は「ことば」。
お月見にぴったりの小社アートブック『シリーズことば 月』は、月にまつわる言葉を300集めた本です。
ペラペラとページをめくるたび、はじめて聞く言葉や、興味深い文様や図録、そしてよく耳にしている言葉に隠された由来などが溢れ、まるで言葉を通して月世界旅行へ冒険へ出かけているような気持ちが楽しめる、手のひらサイズのアートブック。
「芋名月」「片見月」・・・ぜひお月見のお供にページをパラパラとめくり、秋の夜長に月にまつわる沢山の言葉を皆さんでお楽しみください。
季節の行事は、みんなで揃って賑やかに行事の準備をする時間が、何よりのたのしみ。
十五夜のお月見団子は、お気に入りのお店に皆で買いに行っても、自分たちで粉をこねて茹でて作ってみるのも、どちらも楽しくて美味しい。
手間暇をかける量を誰かと競う必要は全くありません。皆が笑顔で楽しめる気軽な方法を、毎日の暮らしのなかに気持ちよく取り入れてみたいですね。
発行以来ご好評をいただいております小社新刊『紙あそび歳時記 日本の行事』では、お月見に作って飾る ちいさな紋切り屏風のアイデアや、季節の紋切り型を掲載しています。
お月見団子がなくて寂しい時は、屏風にお団子のように丸く切った和紙折り紙を貼った「お月見団子ミニ屏風」を作って飾るのも楽しそう・・・そんなアイデアも湧いてくる、『日本の行事』は、お月見をはじめ四季の10の行事を「読んで、作って、楽しく準備ができる」紋切り型のミニキットです。
今回ご紹介いたしました小社刊『紋切り型 月之巻』、『紙あそび歳時記 日本の行事』、『いろはに もんきりあそび』、そして『シリーズことば 月』、は、全国書店およびお取扱いショップ、または下記リンクよりエクスプランテのネットショップでもご購入いただけます。
白いお月見だんごをきれいに並べ、薄(すすき)を飾って皆で空を見上げお月さまを眺め楽しむこの十五夜の日は、またの名を「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれ、その昔は、旧暦8月15日の十五夜と、旧暦9月13日の十三夜、それぞれ同じ場所で一年に二度お月見をするのが良いとされることもあったそうで、十五夜だけにしかお月見できないことを「片見月」と呼んだとか・・・(ちなみに2021年の十三夜は、新暦の10月18日(月)*だそうです)
銀色に輝く月を愛でながら、日本の「かたち」や「ことば」と共に、めぐる季節を味わってみませんか。