【ワークショップご報告】たてもの文様ワークショップ 「晩香廬・青淵文庫の唐草紋様遊び」東京・北区 渋沢史料館

渋沢史料館のたてもの文様ワークショップ、無事終わりました。
今回のワークショップは「唐草」に的を絞ったものでした。

まずは皆さんと、暮らしの中で使われてきた唐草紋様を実際に見ながら、皆さんの頭の中を唐草紋様でいっぱい(=唐草頭!)にしていきます。

こうして見ると、あらためて私たちの暮らしにいかに「唐草」がしっかりと根を張っているのかが分かりますね。
「唐草」について、みんなでじっくりと考える時間が持てたのが良かったです。

昭和のくらし博物館さんからも幾つか貴重な資料をお借りしました、ありがとうございます。 *20181019更新 参考:唐草資料リスト

この唐草頭の勢いのままに、いよいよ渋沢史料館の大正建築を実際に見学して、唐草紋様を昆虫採集のように見つけていきます。

「あっ、あそこにも」「こんなところに!」「これも唐草?」

美しい文様がたくさん眠る、渋沢史料館。
思わぬところにひっそりと潜む美しい文様を見つけるたび、建物を作った人々と時を超えて対話できたような嬉しさに、心が躍ります。
参加者の皆さんの、いつもより熱心に写真を撮っている姿が印象的です。

 

さぁ、見つけたての唐草紋様を、切り紙に写し取っていきましょう。

身体でかたちをなぞり、色紙にその「かたち」を切り出していくうちに、唐草のことでいっぱいになった唐草頭がすっと落ち着いてくるような気がして不思議ですね。

手慣らしの紋切りあそびのキリカスで、新しい唐草を作り出していく参加者さんもらっしゃいました。
こんな風に唐草紋様も、人々に使われながらその姿を変えたり溶かしたりしながら広がってきたんでしょうか。「かたち」って、おもしろい!

みなさんの作った「たてもの文様カード」を並べて、鑑賞タイムです。

 

渋沢史料館の唐草紋様をじっくり味わい尽くす、なんとも贅沢なワークショップになりました。


2018年10月13日(土) に東京・北区にあります渋沢史料館で開催されました たてもの文様ワークショップ 「晩香廬・青淵文庫の唐草紋様遊び」は、おかげさまで無事終了いたしました。
ご一緒に唐草頭になって文様採集をご体験下さった皆さま、ありがとうございました。

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「皆さん、ありがとうございました」
(ヌスビトハギの文様を胸のポケットにつけながら)