天竜ヒノキのちいさな行灯に光を灯す ~あたらしいキットを作る

**2021年8月4日更新:キット名称を変更しました(内容は変わりません)
*2020年8月2日訂正更新:キット販売日を正しい2020年8月3日(月)に修正しました

エクスプランテでは、もうすぐネットショップで新しいキットを販売いたします。

今回登場する新しいキットは、ちいさな「行灯(あんどん)」。
人気の「うちわキット」でお馴染みの 【紋切り型】を楽しむ素材キット シリーズです。

全てのワークショップが止まっても

行灯キット試作中

夏にやっと実現できそうだと準備していたエクスプランテのワークショップも、
次の季節へ延期が決まりました。
そして、伸ばした先のことも誰にもわかりません。

やっと見えそうに思えた希望が再び消えてしまったので、
今後のワークショップに暗雲立ち込め、私たちも残念な気持ちでいっぱいでした。

でも、そんな今だからこそ、なんとかワークショップ以外でも皆さんと共に文様やもんきりあそびの世界を探る活路を見い出したい!
そんな掛け声のもと、以前より商品化を準備していた木製キューブ型行灯のネットショップでの夏の発売に向けて、スタッフ一同力を合わせて取り組んできました。

もうすぐ販売できるこのあたらしいキットが生まれてきた背景を、エクスプランテの下中菜穂が語ってくれました。

* * *

天竜の人々が育んできた木。

このキットの木枠のデザインと制作は浜松の 株式会社フジセン の伊藤英二さん。
ご縁があってこの1月に天竜の森や製材所など案内していただきました。
森や産業を守り育てる人達ともお会いしてきました。

お届けするこの行灯キットがどんな場所からやってきたのか、
皆さんにもぜひお伝えしたい!

フジセンさんは、絵馬やお札(ふだ)などを製造していますが、その材料がほとんど外国産の木材であることに違和感を感じ、地元の林業家や製材業、繊維業などの方と一緒に様々な試み企みをされていることを知りました。

行灯キットの木枠の材料は国産材、天竜川流域で育った「天竜ヒノキ」。
浜松木材工業株式会社の梅林大介さんの提供です。

ささやかな一歩ではありますが、今回のちいさな「もんきり行灯キット」は、彼らとのコラボ企画です。

江戸時代と天竜の森、浜松の工場、私、そしてあなた。
様々なつながりを感じていただければと思います。

安全性を考えてLEDにした行灯キットのあかりは、ゆらゆら揺れると風情があります。

行灯の組み立てに、
懐かしいヤマト糊などの「でんぷん糊」を使っていただければ、
何度でも木枠を解体して、
障子紙を貼り替えるように季節に合わせてもんきりを衣替えできます。

もうすぐお届けできる、あたらしい行灯キット。
大切に楽しんでいただければ嬉しいです。

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「月見あんどん」が作れるセット**
https://explantae.theshop.jp/items/32159580

『あんどんキット』と、もんきり豆シリーズ書籍のセット
https://explantae.theshop.jp/items/31860727

ネットショップでの2つの『あんどんキット』の販売は、8月3日(月)*を予定しています。
販売開始に向けて、スタッフ一同、あともうひと踏ん張り。
はじめは本当に少しずつですが、
みなさんとつながる、そしてたくさんのものをつなげるキットを、
まっすぐお届けしていければと思います。

※画像のキットは準備中のものです