琴柱

弦を支え思いを伝える

七夕の供え物に琵琶や琴が描かれてた風俗画がある。
天への願い事は、管弦の上達にも及んだのだろう。
琴の弦を張り音程を調整する琴柱は古くから紋になった。
琴柱が琴の上に並ぶ様は空を渡る雁の姿にも見立てられ歌に絵にと描かれた(弦を)支える、(雁声に託して)思いを伝えるなどの意味が、このかたちに込められてきた。

この紋は「琴柱」。
琴柱を五つ組み合せた「五ツ琴柱」の紋を『紋切り型 ものづくし』に収録。

しもなかなぼ

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