杜若(2)

業平の歌に

燕の飛ぶ姿に花が似ているからと「燕子花」とも書く。
杜若は水辺の風と光を感じる文様だ。「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」。
『伊勢物語』の東下りの場面、三河八橋の地で在原業平が詠んだ歌の頭には「かきつばた」の5文字が隠されている。
能の杜若では、花の精が現れ、業平の物語を旅の僧に語る。

この紋は「花杜若」。
『紋切り型 風之巻』『紋切り型mini 咲く』『紋切り型mini 日本の行事』に収録。

しもなかなぼ

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