千重菊

競い合う菊の品種改良

江戸時代は菊の品種改良が盛んで、こんな千重万重の菊も生み出された。
看菊、菊合わせ、菊人形は庶民にとって、秋の娯楽の王様だった。
このごろはとんと見かけなくなったが、子供の頃の遊園地の催しは、夏はお化け屋敷、秋は菊人形が定番だった。
今でも路上にはみ出すように大輪の菊の鉢を並べる家がある。これも江戸の残照か。

この紋は「千重菊」。

しもなかなぼ

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