第2回もんきりラボ(仮) 「海苔をつくってみる」

もんきりラボ2_02

お天気のよい日、エクスプランテのウッドデッキに不思議なものが並んでいました。
この物体はいったいナンデショウ?

「生海苔をいただいたので、海苔ができるかな?と思って」
思い立ったが「もんきりラボ(仮:ただいまラボの正式名称思案中)」、第2回のはじまりです。


もんきりラボ(仮)のモットー
「まずはやってみる、手で考える。足で調べ身体で感じる。うろうろ試行錯誤と型破り。」
をモットーに、紋切りや切り紙に限らず、いろんなことを実験します。

本日の海苔を作ってみるラボで感じたこと
・海苔の色は、黒とひと言でいえない。
・海苔が丸くてもイイジャナイカ。
・暖かい日に海苔を干すと、あたり一面潮の香り。
・太陽の力はすごい。乾物っておもしろい。
・干している海苔は、音を出したり(海苔がしゃべる?)、動いたりする。
・何はともあれ、干したての海苔の旨さよ。

それにしても、海苔といえば四角ですが、丸い海苔?

「お蕎麦を入れるザルがあったから、使ってみた」

今日は天気もよく、エクスプランテの桜もぐんぐん開いて、メジロが遊びに来ています。

「わー、海の香りがするね」
「小さいころの海水浴を思い出す」
「耳にお日さまがあたってあったかい、眠くなってきたよ」

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ふと耳をすますと、外を通る自動車や子どもの声に混じって、妙なちいさな音に気が付きました。
「この音、なんだ?」
「ザルから聴こえる・・・海苔がしゃべってる!?」
みなさんもどうぞ、耳をすまして聴いてみてください。

もんきりラボ2_06

「この音、海苔が乾く時の音?」
「それにこの、ザルの下の丸いボウルで、音が反響しているのかも」

「海苔で楽器ができそう」
「海苔パーカッション?」

興奮のあまり思わず、海苔を干す「句」を詠みだすヒトも。
それを聞いて
「こんな風にラボの参加者みんなで、句を詠むのもおもしろいね(笑)」
「参加者の自己紹介みたいにもなりますね」

さらに顔を近づけて観察してみると、複雑な海苔の色が見えてきました。
「黒・・・だけじゃなくて、緑や紫、茶色?複雑な色だ」

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すると、1つのザルがピクンと動きました。
「動いた?風のせいかな」
「風じゃなくて・・・、海苔の力だ」

海苔が乾きながらザルを引っ張り、パッと剥がれる力の反動で、ボウルが揺れているようです。
特にピキピキと元気なザルがあり、海苔が乾いてザルの端をグルンと持ちあげています。
「海苔の力ってすごい」
「今に歩き出すかも?」

さぁ試しにこの一番元気な海苔をはがしてみましょう。
そーっとそーっと・・・

ちょっと破れたけど・・・出来た!
小さな切れ端を口に入れると、ギュッと濃縮された海の香りが広がります。
「おいしい!」
「海苔だ!海苔になった」

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「干すっておもしろい、太陽の力ってすごいな」
「食べるラボもいいね」
「有意義な昼休みになったー」
「食べ物に限らず、みんなでなんでもやってみるオープンラボ、やりたいね」
「やってみよう!」

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そんなわけで、ただいま、5月のオープンラボにむけ準備中です。

*左上のボウルの水は、生海苔をザルで濾した水。「なんだかヨードチンキ思い出す色だね。あれ?ヨードって海藻にも含まれるからもしかして・・・」生海苔から出た色は、意外や意外、赤紫蘇のようなきれいな明るい色でした。