熊野本宮大社のしめ縄。
この4月に2050年式年大祭だそう。
2000年という想像もつかない時間の重さ。そこにひょいとくっついた50年。
それは私が生きて実感できる時間。不思議な感慨。
式年大祭でつかう紙の花は「チョウバナ」。
本宮横の岡に住む あきよさん は、今年からこの「チョウバナ」つくりの一員となった。
手仕事が好きなのを見込まれて、長年この作業をしているおばあさんから声をかけられたそう。
私が紙ものの関心あると知って、去年のものをもらってきてくれた。
少し色があせて、「ご利益も弱くなってるけど…」と。
古いカミソリで花びらのくるりとしたところをひとつひとつつくるのだそう。
だから、このカミソリが無くなるとこまるのだという。
なくてはならない、まつりの手仕事はこんふうに伝えられていく。
しもなかなぼ