窓花とは
中国陝西省の北部、黄土高原の農村の崖にトンネルを掘ってつくられる住居ヤオトン。その唯一の明かり取りである窓(ヤオトンの目)には、「窓花(まどはな)」と呼ばれる美しい切り紙が貼られている。
新しい年を迎え、家族みんなで願いをこめて紙とハサミを握り切り出す、うつくしい模様(花)。
窓の障子紙に貼られた窓花は、一年が終わるころには色も褪せ花のように枯れてゆき、そしてまた次の年の切り紙の型として使われ、伝えられてゆく。
窓花の本
中国の切り紙「窓花」黄土高原・暮らしの造形
丹羽朋子・下中菜穂著 発行:エクスプランテ
黄土高原でのフィールドワーク、その過程で出会った人々との交流、彼らが生み出した愛すべき暮らしの「かたち」が詰まった一冊。福岡アジア美術館展覧会図録。
関連リンク
窓花/中国の切り紙―黄土高原・暮らしの造形/フィールドワーク
~福岡アジア美術館とせたがや文化財団 生活工房で開かれた2つの展覧会
http://madohana-papercut.jimdo.com/
2013年10月18日(金)~2014年1月28日(火) 福岡アジア美術館
2014年2月28日(金)~3月16日(日) せたがや文化財団 生活工房
「暮らしを寿ぐ切り紙 窓花」展
2016年12月2日(金)~2017年1月22日(日) 無印良品 有楽町 ATELIER MUJI