紅葉とたてもののライトアップイベントで夜間特別開園中の東京・小金井市 江戸東京たてもの園で、たてものの文様を探して園内を歩き、採集した文様を切り紙のカードにする たてもの文様ワークショップ 『たてもの文様切り紙づくり』が2017年11月26日(日)に開催されました。
さっそく、吹山なみほさんから手描きのイラストと写真で当日の様子をスケッチして下さったスペシャルレポートが届きましたので、皆さまぜひご覧ください。
ワークショップはまず、会場となる江戸東京たてもの園の園内にある「子宝湯」(移築保存された元お風呂屋さんの建物)からスタートです。
はじまり、はじまりー
ご挨拶と簡単な説明のあとは、いざコートを着て外へ。
カメラを片手に、園内を見学しながらあちこちに隠れた文様を探していきますよ。
園内の貴重なたてものにまつわるお話を伺いながら歩く、たてもの文様散歩。
自分の目で、たてものに隠れた文様を探して歩きます。
「子宝湯」に戻ったら、見つけた文様を切り紙にしてみましょう。
まずは、もんきり遊びで手ならし。
部屋の中で手を動かしはじめると、少しずつ気持ちが切り紙にむかっていきます。
吹山なみほさんの目に映った「楽しそうに切り紙に熱中する皆さんの様子」を、私たちも一緒に覗いてみましょうか。
昔の時代にタイムスリップしたような子宝湯。脱衣所に並べられた机の上で、作業は進みます。
ワークショップ中もこの建物は自由に見学できるので、タイルの敷き詰められたお風呂場からは、時折カラの湯船に入って遊ぶこどもの元気な声も聴こえてきます。
おや、そろそろ皆さんの切り紙が完成しそうです。
手の早い方、マイペースな方。
それぞれのタイミングで完成する作品に合わせてあちこちで「できたー」と嬉しそうな声があがるたび、「すごい」「頑張って切りましたね」と褒めたたえあう声が広がります。
皆さんと一緒に楽しんできました「たてもの文様」ワークショップ。
完成した色とりどりの切り紙のカードは、園内の写真館の建物の窓辺に飾り付けられ、ライトアップ最終日の閉園時間まで、たくさんの来園者の目を輝かせていました。
ワークショップにご参加の皆さま、ありがとうございました。
寒さで風邪などひかれませんように、どうぞあたたかいお風呂にゆっくり入って下さいね!
イラストと写真:吹山なみほ