【ワークショップご報告】『旧暦カフェ 第4回 桃の節句』 武蔵野・はけの森カフェ

ころころと天気がめまぐるしく変りますね。
土曜日の旧暦カフェ、なんとか天気がもち、室内での作業の後、近くの野川沿いの「くじらやま」まで、「青を踏み」ながら、散策しました。

屏風の前には青竹の一輪挿しをお雛様に見立てて、
野の草花を生けました。

桃の節句の古層を探って行くと、
草木鳥魚の生命力を全身で受け止めるための行事
であったことがわかります。

実際にこの時期に桃の節句をやってみると、
桜はとっくに散り、竹の子が育つこのごろ。
なんだかこんな初夏めいた気候で
ぜんぜんピンと来ないのですが、
この時期に野を歩き、草を摘むことで、生命力を感じる。
それはぜひこれからもやってみたいなあ。

しもなかなぼ

 


 

小金井市 Musashinoはけの森カフェ で開催いたしました2018年4月14日(土)『旧暦カフェ 第4回「桃の節句」 』ワークショップは、当日まで天気が崩れると野遊びや外のフィールドワークが出来なくなるのではと心配でしたが、おかげさまで終了いたしました。皆さまありがとうございました。

今回で4回目を迎えました旧暦カフェを開いていただいている「Musashinoはけの森カフェ」さんは、中村研一記念 小金井市立 はけの森美術館 附属喫茶棟として運営されている、美術館の敷地内にある豊かな武蔵野の自然に囲まれた、穏やかな時間を過ごすことが出来るすてきなカフェです。

カフェではおいしいメニューやお茶でひとやすみしたり、興味深いイベントなども開催されていますので気軽に参加して楽しめます。
新しいメニューやイベントのお知らせは、はけの森カフェさんのfacebookからもどうぞご覧ください。

カフェの名前にもある はけの森の「はけ」とは、小金井市内の南部を東西にのびる崖のことだそうで、これは武蔵野台地を古多摩川が削ったなごりなんだとか。
この崖から各所に流れる涌き水は、はけの森カフェのある「美術の森」の水源や、カフェのお向かいにある「はけの小路」の涼やかな流れとしてご覧いただけます。


ちいさな石畳を踏み歩く「はけの小路」。住宅街の中で静かに使われているこの生活道は、ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」監督や製作スタッフの皆さんがクリエーションの参考にもされたそうです。

旧暦カフェにご参加の際は、お時間ありましたらこちらの「はけの小路」も心静かに散策をお楽しみいただけますね。

さぁ、次の第5回「旧暦カフェ」は「卯月八日の天道花」と題しまして、2018年5月26日(土)に はけの森カフェ にて開催予定です。
また詳細が決まりましたら、このサイト www.xpl.jp でも改めてご案内させていただきますので、どうぞお楽しみに。

ご一緒に旧暦の暮らしのリズムで季節の行事を味わい、伝え繋いできた昔の人々の願いや喜びを鮮やかに感じながら、いまの毎日の暮らしにとりいれてみましょう!