【ワークショップご報告】『たてもの文様ワークショップ 青淵文庫の文様を探そう!』 東京・北区 渋沢史料館

雨の飛鳥山。
緑が滴るような中で渋沢記念館でのワークショップです。
青淵文庫の素敵な文様の中でも、ひときわ目につくのが渋沢栄一の家紋の柏。

今回は本物の柏の葉っぱを持参しました。
肉厚でしっかりと革のような葉。
柏餅で見慣れているつもりでしたが、改めて見るとなんとも言えない存在感。

なぜ、柏が家紋として取り上げられたのか、どんな家紋があるのか‥‥。
語り合う内に、参加者から「柏」にまつわる記憶が次々に。

「そういえば、和菓子屋で柏餅の葉を開くバイトをしたことが」
「小学生の時に読んだ漫画に『柏は新しい葉が生えるまで古い葉が落ちない』というエピソードが出てきた!」
「古事記にイハノヒメノミコトが紀ノ国に禊に使う御綱柏の葉を取りに行く記述があったと思う」
「カシワデを打つともいうね」
「食べ物を盛る器だった。それを神様に供えたらしいね」
などなど。

もっと柏について調べたい!という自由研究心に火がつきました。(ぜひ引き続き調べていきたいテーマですね)

皆で手を動かし、感じ、考え、知恵を合わせていくワークショップの醍醐味を改めて実感でした。

ふと目をあげれば、窓の外は雨で一層潤いを増した植物の気配がいっぱい。
文様になった植物の原点に思いを馳せながら切り紙を。
こんな素敵な作品がたくさんできました。

しもなかなぼ


東京・北区、飛鳥山の渋沢栄一氏の旧邸跡、渋沢史料館で2018年6月10日(日)に開催いたしました「ワークショップ 青淵文庫の文様を探そう!」たてもの文様ワークショップは、おかげさまで終了いたしました。

大正時代の たてもの に静かに眠る美しい渋沢家の紋の「柏」をキーワードに、参加者の皆さんの好奇心がどんどん広がっていきました!身近なたてものに眠る文様から広がる、まだ見ぬ知識の大海原へ。ヨーソロー

ご参加の皆さま、渋沢史料館の皆さまありがとうございました。