東京・北区、飛鳥山の渋沢栄一氏の旧邸跡、渋沢史料館。
そこに大切に保存管理されている国指定重要文化財「青淵文庫(せいえんぶんこ)」(1925年竣工、鉄筋コンクリート建築)、そして「晩香廬(ばんこうろ)」(1917年竣工、内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用された)は、いたるところに美しい文様が施された貴重な大正建築です。
風呂敷など、私たちの日常でおなじみの唐草紋様は、その起源をさかのぼるとギリシャやエジプトなどの遺跡にみられ、ヨーロッパやアジアの各国でも装飾に用いられてきました。蔓草の茎や葉が絡み合って描く曲線から、「繁栄・長寿」などを連想させる縁起の良い紋様といわれていています。
渋沢栄一の「お祝い」として建設された晩香廬・青淵文庫にも唐草紋様があります。今回は唐草紋様を探して、文様を紙に写して切り取りながら、紋様を堪能しましょう!さらに唐草についてもじっくりお話ししましょう。
「ワークショップ 晩香廬・青淵文庫の唐草紋様遊び」では、渋沢栄一氏の書庫や接客の場として使われていた大正建築「青淵文庫」、そして「晩香廬」を舞台に、皆さんとご一緒に文様探検をたのしみ、そこで見つけた美しい文様を切り紙に写し取ってオリジナルのカードにして再発見していきます。
建築、意匠やデザイン、その歴史に興味のある方、
また切り紙や手工芸がお好きな方など、
たくさんの方に幅広くご一緒にお楽しみいただけるワークショップです。
参考リンク:文様探検とは?
「ワークショップ 晩香廬・青淵文庫の唐草紋様遊び」
講師:下中菜穂
日時:2018年10月13日(土) 12:00~15:00
会場:渋沢史料館 会議室(飛鳥山公園内)
東京都北区西ヶ原2-16-1 渋沢史料館
参加費:800円(入館料と材料代)
定員:15名(事前申込制、先着順)
持ち物:はさみ、カッター。必要な方は眼鏡もお持ちください。
お問い合わせ、お申し込み:
HP申込みフォームか、往復ハガキでお申込みいただけます。
くわしくは、渋沢史料館サイトの下記ページをご覧ください。