江戸の切り紙遊び「もんきり」を楽しみながら旧暦のリズムで日本の年中行事を再発見する体験型ワークショップ「旧暦カフェ」。
旧暦カフェ第9回目は「霜月祭 (しもつきまつり)、冬至」をテーマに、2018年12月8日(土)に美しい武蔵野の自然に囲まれたmusashino はけの森カフェさん(小金井市)で開催いたします。
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旧暦の霜月は、今年の現行歴では12月7日から始まります。
12月16日の冬至に向かってどんどん日が短く、夜が長くなるこの季節、刈り入れの終わった田んぼから神様は、いったん立ち去ります。
田の神を山に送るために、神楽を奉納したり、山に仮設の祠を作るなど、多くの地方で「霜月祭」が行われます。また、奥能登のアエノコトという行事では、田の神は山ではなく、家に招かれ、風呂やご馳走の饗応を受け、一冬を過ごすといいます。
どちらの場合でも、冬は神様が静かに休んでエネルギーを充電する季節だと考えたのでしょう。
「冬=殖ゆ」とういうわけです。こんな風にゆったりと深呼吸するように1年が繰り返される。私たちもそんなリズムを取り戻したいもの。静かな気持ちで日本の各地に伝わる白い切り紙を作り、冬の祭りについて考えてみましょう。
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正月・節分・雛祭り・端午の節句・七夕・お盆・お月見・重陽の節句・七五三・冬至などなど、日本には季節に合わせ様々な行事がありました。美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。
旧暦カフェでは、行事をめぐる知見を持ち寄り研究します。実験します。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会。どうぞお気軽にご参加ください。
前回の旧暦カフェ「八朔(はっさく)」の様子
第9回 旧暦カフェ「霜月祭 (しもつきまつり)、冬至」
講師:下中菜穂
日時:2018年12月8日(土)13時から16時
会場:musashino はけの森カフェ(東京都小金井市中町1‐11‐3)
会費:3,000円
(材料費込み。道具はこちらで用意します。作品はお持ち帰りいただきます)
参加お申し込み、お問い合わせ:メール、電話にて承ります。
TEL.070‐4435‐4353(はけの森カフェ)
mail: hakenomoricafe@artfullaction.net
今年の台風では、はけの森カフェさんの門のところでいつも出迎えてくれていた大木が根元から倒れてしまったりと大きな被害があったそうです。
皆さんのご尽力で現在は倒木の整備も無事終わられたそうですので、ぜひ心落ち着くはけの森カフェさんと冬の武蔵野への散策がてら、大人の自由研究会「旧暦カフェワークショップ」にもご参加お待ちしております。