来る2019年8月31日(土)に 東京白金にある東京都庭園美術館を舞台に、たてものを探検しながら、そこかしこに眠る様々な文様を見つけて切り紙にして取り出し、たてものの歴史や時間を味わいたのしむ体験型のワークショップ「たてもの文様ワークショップ」を開催いたします。
参考リンク:文様探検とは
パリでの遊学から戻られた朝香宮夫妻の邸宅として1933年に竣工された建物は、その後吉田外相・首相公邸として、さらに 国賓・公賓の迎賓館「白金迎賓館」としても使用され、現在は、昭和初期の最新の技術を駆使された美しいアール・デコ様式の姿をそのままに、東京庭園美術館として私たちと共に時代を重ねています。
庭園美術館の建物を見回してみると、至る所に「たてもの文様」(建築を装飾するためのデザイン。一般には「建築意匠」と呼ばれます)を見ることができます。
建築家がオリジナルで作ったデザインや、昔から受け継がれてきたモチーフなど、意味や思いがあって生まれてきた愛しい「文様」たちを採集して、それをそっと紙に写しとってみましょう。
建物から採集した文様で、透かし切りのグリーティングカードを作ります。
同じたてもの文様でも、切る人によって全然違う表情が出てきます。自分の手から生まれた文様と、誰かの手から生まれた文様。一緒に生まれた文様たちをみんなで鑑賞して、楽しみましょう。
できた「たてもの文様」に光をあてると ギャラリーの壁に文様の影が踊ります。文様の影の展示を工夫してみましょう。
【「たてもの文様帖」ワークショップ】
日時:2019年8月31日(土)14:00~17:00 ※館内観覧時間も含みます。
会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
東京都港区白金台5-21-9 (アクセス)
講師:下中菜穂(造形作家・もんきり研究家)
参加費:500円(ただし「1933年の室内装飾」展の観覧料が別途必要です。)
参加対象:はさみやカッターを使える方
*未就学のお子様を同伴で参加される方、聴覚に障害があるなどサポートが必要な方は、事前にご相談ください。
定員:30名
持ち物:使い慣れたハサミやカッターがあればお持ちください。必要な方は眼鏡も。
ワークショップ開催日は年に1度の建物公開展開催中のため、この期間は館内の文様の写真撮影が可能です。 カメラやスマートフォンなど撮影のできる機材のある方はお持ちください。 撮影の際は館内スタッフの指示に従ってください。
申込方法:受付終了いたしました東京都庭園美術館HPのお申込みフォームよりご予約下さい。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/programs/monyo04.html
お問合せ先:
東京都庭園美術館 事業係「たてもの文様帖」担当
Tel 03-3443-0201 Fax 03-3443-3228
E-mail:info@teien-art-museum.ne.jp
HP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/
たてもの文様帖ワークショップで、ご一緒に庭園美術館のそこかしこに刻まれた美しい文様採集を楽しみませんか?
ただいま東京都庭園美術館では、 2019年7月20日(土)から 9月23日(月・祝)まで 旧朝香宮邸の建築としての魅力を紹介する年に1度の建物公開展 「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」 展を開催中、また、たてもの文様帖ワークショップの日は土曜日なのでご入館は通常の17:30までですが、2019年7月26日から8月30日までの毎週金曜日は夜21:00まで開館する「サマーナイトミュージアム2019(夜間開館)」も開催しているそうで、この日はレストランやショップでの特典や、学生は17:00以降の入場が無料、一般・65歳以上の方は団体料金でご覧いただけるそうです。
建物・建築・デザインと歴史にご興味おありの方は、日が暮れて少し涼しくなってからのお時間にもぜひお出かけください。