庭園美術館で始まった「たてもの文様帖」ワークショップが全国を旅した後、久々に庭園美術館に帰ってきました。
今回は新館の真っ白な壁に囲まれた展示室での開催。
今まではほとんど伝統的な建築物での中で開催してきたワークショップ。
この空間ならではのやり方ができないか?ということで、試みたモビール展示。
事前に大きく作った切り紙を大きな空間に吊るしました。
ゆらゆらふわふわと影とともに揺れる文様。
たてもの一部であったものが解き放たれて不思議な空間が出現。
そこにみなさんをお迎えしてワークショップを始めました。
もちろん、建物公開中の旧館の「文様採集ツアー」を楽しんだ後、切り紙に着手。
ものすごい集中力で製作に。
できた作品を並べてライティング。
文様が溶け合って幻想的な街のよう、、、とため息。
充実のひと時でした。
ワークショップ終了後も多くの方が、「紋目(*)」をキラキラさせながら、「あ、あそこにあの文様が、、、」と写真を撮られているのに出会いました。
ほんと、この建物は文様のジャングルだと改めて思いました。
しもなかなぼ
*紋目:もんめ。たてもの文様ワークショップ参加後に、自分の目が、今まで気が付かなかった身の回りの様々な文様に吸い寄せられるような不思議な感覚になること。
(写真撮影:吹山なみほさん)
2019年8月31日に港区の東京都庭園美術館にて開催された「たてもの文様帖」ワークショップは、おかげさまで無事終了いたしました。
8月の終わりとは言え、まだまだ暑さの厳しい1日。そんな中、たくさんの方にご参加いただきましてありがとうございました。
みなさんも、ぜひ次の機会にはご一緒に、扉を開けて外へ、街へ、文様探しに出掛けてみませんか。