先日2021年9月20日(月)、東京文京区にあります庭園「六義園(りくぎえん)」で行われました、季節の紋切りをほんのり灯す「もんきりあんどん」のワークショップの様子を、ご報告申し上げます。
9月18日に予定されていた六義園でのワークショップ。
台風の直撃を受けて前日に日取りを変更。
9月20日の台風一過の秋晴れの日に開催となりました。
大名庭園を眺めながらの気持ちの良いスタート。
トウカエデの大木の下の贅沢な会場。野分の後の爽やかな朝。
心泉亭は寺子屋みたい。(アクリル板のついたても、見慣れた風景に。日本家屋は開放的。換気抜群です。)
ほとんどが、「もんきり」初めての人たちばかりでした。
あっという間に、みんな夢中。秋の草木
目の前の庭には楓の実が。「実付き楓」の文様の元になったプロペラ型の実の実物です。
左はハゼの葉。「並びろうそく」の紋があるのを見て、センター長の照井さんが、すかさず和蝋燭の原料になるハゼの木があることを教えてくれました。
少しづつ赤い葉も。一番最初に紅葉するのがこの木だそう。
これが、ハゼの実です。たわわになっていました。
いつかロウを作ってみたいな。
今回はできた紋切りであんどんを作ります。
折り紙式とでも言いましょうか?工夫したての初めての試みです。
さて、、上手くできますか…。
わーい。大成功です。
簡単にできて、こんなに素敵!
みんなの顔が嬉しさにほころびます。
明日の中秋の満月にぴったりのあんどんが並びます。
最後は池の辺りでお抹茶をいただいて
参加者の皆さんから、「遠くを旅したような1日でした」という感想。
この場所で、紋切りをした時間は、しばし江戸時代との通路が開いたのかもしれません。
どこか遠くに行かなくても、時間の旅ができる想像力が人間の力。文化の源泉なのだなあと改めて感じました。
下中菜穂