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2021年11月27日(土)に、千葉県・ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館で行われましたきりがみの様子を、ご報告申し上げます。
気持ちのいい冬晴れの日。
雑木林の中に抱かれた美術館でコラージュワークショップを開催。
たくさんの物語を紡いだアンデルセン。
あまり知られてないことかもしれませんが、
実は膨大な量の「切り紙」を残しています。
彼にとって「切り紙」をすることは、余技ではなく
切り紙をしながら物語が生まれ、物語から形が動き出す、、、というような
創作の秘密に触れるような行為だったと思います。
そんな行為の追体験をすべく考えたワークショプ。
今回がその第1弾です。
まずは、アンデルセンがどんな切り紙をしたのか見てみましょう。
手慣らしにアンデルセンの人物を型紙にして切ってみます。
そして、、、たくさんの素材、博物画、雑誌の写真、包み紙、チラシやパンフレット、色紙の切れ端、、、。
(今まで溜め込んでいたものの大放出です。この整理が大仕事でした〜)
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アンデルセンの人に切り抜いた形を重ねていきます。
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無心に切り抜いていくうちに、みんなの頭の中で物語が発動していきます。
偶然の出会い、組み合わせ、無意識にやったことも、並べていくうちに、、、
何かが動き始める。
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次々に生まれる不思議な世界。
いろんなの工夫も次つぎに思いついて、、、。
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みんなで自分の作品について語り合う。
なろほど!そういうことだったのか。
ほほう。わーすごいね〜。
それぞれの頭の中ですごいいろんなことが起こってたのね。面白い!
アンデルセンもこんなだったのかな?
「子どもの決断力とセンスにびっくり。」
「大人は考えすぎちゃうなあ」
「ほんとすごいなあ」
「この子がこんな集中する姿初めて見ました」
親子がそれぞれの新しい一面を発見している姿が印象的でした。
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ひとつひとつの作品の物語に耳を澄ませるのも楽しい時間。
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今回初めてトライしたコラージュワークショップ。
可能性がいっぱいでした。
ぜひどんどんやりながら育てていきたいなあ。
おまけ
公園内にはどんぐりがたくさん。
足の踏み場もないくらい。
かーん。こーん。かつん。
屋根に当たる音が響いていました。
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