→「桃の節供に食べるもの」自習ご報告:1
→「桃の節供に食べるもの」自習ご報告:2
→「桃の節供に食べるもの」自習ご報告:3
→「桃の節供に食べるもの」自習ご報告:4
◉旧暦カフェ 「やってみる」自習シリーズ
「やってみた」の後に、、、
再び調べてみる。
すると、さらに気がつかなかったことが見えてくる。
次なる「問い」が生まれてくる。
* * * * *
◉西安出身で日本在住の胡霞さんに聞いてみました。
日本の行事では「清明」「清明節」としてはほとんど残っていません。
しかし、旧暦で「清明」は「桃の節供」の直後にあたり、この時期には野遊び、草摘み、浜降り、磯遊び、など、春の湧き上がる生命力を全身に浴び、味わう風習が古くからあるようです。(昨日はプチ旧暦カフェ自習として、ヨモギとハハコグサを摘んで草餅を作ってみました。)これは中国の「踏青」ということに通じるなあと思うのですが、いかがでしょうか?
「沖縄しきたり歳時記」という本によると沖縄では「清明」には重箱にご馳走を詰めて、お墓の前で団欒を楽しむそう。
「清明」の思い出などあるかしら?せっかくなら、「まさにその時期」に伺ってみたいな〜と思ってメールしました。
中国人にとって、清明節はお墓参りの日です。「清明時節 雨紛紛」。一昨日と昨日の東京はまさにその風景です。
ちょうど昨日、浙江省(上海の近く)の田舎の親族から祖父母のお墓参りの動画を送ってきました。故人とお話をかけながら、冥銭を送る(紙を燃やす)のは日本にはない風習ですね。重箱にご馳走を詰めて、お墓の前で家族団欒という沖縄の風習は中国に近いですね。
お墓参りのほかに、清明節には、「冷食、踏青(ピクニック)」の風習もあり、草餅が冷食の一つです。中国の江南地区にはこの季節、ハハコグサやヨモギなどの草餅を作ります。ハハコグサは「清明草」「清明菜」とも言い、草餅によく使われています。
私にとっては、春を感じる野菜は何といってもナズナです。陝西省の農村に「下放」された時、よく採りました。いまだに、公園や道端でナズナを見たら、採りたくて採りたくてしかたがありません。日本で何回も採りましたよ。ちなみに、ナズナのワンタンはお薦めです(笑)。
※2022年4月24日(日)追記
◉胡霞さんが「ナズナの雲呑」を作って、レシピを教えてくれました。
1:ナズナをこんなに採ってきました
2:さっと茹で、みじん切りします
3:ひき肉の味付け
(お好みに。私は、料理酒、醤油、だし、胡麻油、生姜、たまごを入れました)
4:みじん切りしたナズナをひき肉に。私は自分の好みで豆腐を少々入れました。
5:市販のワンタンの皮で包む
6:ワンタンスープ作り
(お好みで。今日はシンプルに、だし、醤油、胡麻油、干しエビ、地海苔)
7:完成!
8:余ったナズナをもう一品!ナズナの豆腐和え
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