2022年12月10日(土)に、東京・港区立郷土歴史館で行われました切り紙のワークショップの様子を、ご報告申し上げます。
日本の各地に伝わる伝統的な「白い切り紙」は、
神社の宮司さんがや、神楽のために決められた人が作るものも多いのですが、
新潟県のように、一般の人が切ったり、上手な人が作って売ったり、スーパーでも売っていたりする場合もあります。
各地の切り紙について、実際に使われている「実物」をお見せしながらお話をしました。
その後、型紙を選んで半紙を切ります。
半紙は薄いので、カッターの刃がひっかかりやすく悪戦苦闘しながら挑戦。
正月用品を買ってくるのではなく、こうして自分で整えること。
それは、来るべき新しい年に向けて心を整える。そういう効果もあるような気がします。
白い紙に向かって、無心に切るという行為が、
「祈り」に似ているなあと思ったという感想も。
なるほど!
「言葉」ではなく「行為」の中に大切なことを気づかせてくれる「何か」が潜んでいる。
それが、私たちの祖先からの伝言なのかも知れませんね。
港区立郷土歴史館サイト
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