【自習ご報告:3】それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(12)桃の節供、清明節のころ

◉旧暦カフェ 「やってみる」自習シリーズ

中嶋美香子さんより
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春。
わたしももっぱら食べる に気持ちがいくな〜笑
今年は蓬をお茶にして飲んでいます

つくしと、たしっぽ(いたどり?)これは小さな頃から 家の近くの土手で妹と競うようにとっては卵とじや天ぷらにしてもらいました。
今は有良の役目。はかまとりもお手の物です。

一人暮らしの時代も土筆を食べずにはおられず、豊岡の田んぼの畔で採っていたら、通りかかったおじいさんに食べるものがないんか、と 心配されたのがおかしかったです。

今でも毎年母がアク抜き済みのワラビやたしっぽを送ってくれるので 炊き込みご飯や炒め物にします。ちょうど昨日、たしっぽを厚揚げと炒めて食べた写真。



秋田家のまわりは野草の宝庫、あいちゃんは藪甘草をぬたにして食べている。
こないだ小川でクレソンらしきもの発見しました。ゆたかですね〜

染めも自ずと春がいっぱい〜な柄が多くなりますね。



岸 葉子さんより
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(1)あなたが春を感じるのは、どんな時?

最初に春を感じるのは、空気中に漂う草木や花の香りをかいだ時、特に夜。
それから夜空の色の変化(漆黒から濃い藍色に)を見たとき。あと、蛙の大合唱!笑

(2)あなたの「春の記憶」を教えて下さい

「春の記憶」と言えば、母の実家近くの山桜を思い出します。
母の実家は山の中腹にあったのですが、そこから隣の山に向かって歩いていくと、道沿いに小さなミゾゴ(溝?/田んぼに水をひくための水路)があり、春になると「すぃ一、すぃ一」と桜の花びらが流れてくるのです。
山桜が咲いた合図で、その川沿いの細い山道を進んでいくと、道の右側に竹林があり、竹の葉の隙間から山桜の花びらが雪のように降りそそぐのです。
山桜の姿は見えないのですが、かえって夢のような景色で、子ども心に「かくれ里」や「桃源郷」はこんな感じかと思いました。

(3)春の食べ物といえば?

つくし、わらび、ごんぱち(イタドリ)、ふき、たけのこ。
自分で採集したものが特に美味しいです!だから、小さい子どもでも採りやすいつくしが一番好きで、さっと油で炒めて甘辛く煮付けたのが大好きでした。

それから、子どもの頃の春の遠足では、いつも磯でバイ貝を採るのが楽しみで、母に貝採り専用の道具(先が少し平べったくなった鉄の棒)も買ってもらい愛用していました。これでウニを採ったこともあります!

遠足帰りに近所の友達の家で一緒にバイ貝を茹でてもらい、貝が小さいので、マチ針を使って中身を取り出してマヨネーズをつけて食べました。
ちまちまと1個ずつ食べたり、せっせと小皿にためて一気に食べたりして楽しみました。


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